フランス語で「雪の玉」を意味するブールドネージュ。
一般的には真っ白な粉糖をまとった姿が定番ですが、
私はそこに、濃いめの抹茶をたっぷりと加えた「緑の雪玉」を作るのが大好きです。
米粉で作るブールドネージュは、小麦粉で作るものよりもさらに粒子が細かく、
口の中で「さらさら……」と砂のように解けていく、唯一無二の食感を楽しめます。
抹茶の繊細な風味は、実は小麦粉よりも米粉の方が引き立ちやすい気がしています。
小麦特有の香ばしさがない分、抹茶が持つ爽やかな苦味と、
お米本来の柔らかな甘みがダイレクトにぶつかり合い、
口の中で調和していくんです。おやつというよりは、
どこか「お茶菓子」のような、凛とした佇まいの仕上がりになります。
私のこだわりは、生地に混ぜ込むアーモンドプードルのロースト加減。
あらかじめフライパンで薄く色がつくまで煎っておくことで、
抹茶の苦味に負けない、奥深い香ばしさをプラスします。
米粉の生地を小さな丸に成形し、オーブンへ。焼き上がり、
抹茶を混ぜた粉糖をたっぷりとまぶすと、深い緑色の美しいお菓子が完成します。
指先にまで緑の粉がつくのを厭わず、そっとつまんで口へ運ぶ。
噛んだ瞬間に「ホロッ」と崩れ、抹茶の香りが鼻を抜け、最後にお米の優しい余韻が残る。
この一連の流れが、私にとって最高のリフレッシュタイムです。
丁寧に淹れた温かいお煎茶や、時にはミルクたっぷりのラテと一緒に。
小さくても確かな満足感を与えてくれる、私のお気に入りです。